素の自分を出して生きていくためには…

みなさんは以下のように周りに合わせるのが面倒になったことはないだろうか。

  • 他人のために自分に嘘をつく
  • やりたくないことを断れない
  • 見栄をはって無理をする
  • 行きたくない集まりごと(飲み会など)に参加する
  • 無理に話を合わせる
  • 仕事が終わってても、他の人が帰らないと帰れない
  • 意味のない朝礼
    など…

まあほんとに面倒だなと思う。

「これからの人間関係が悪化しないようしたい」と考えるので、色々自分に対して無理をしてしまうのだろう。

結局自分に嘘をついて生活していることになるので、その時の周りの人間に対しては、偽りの自分を演じ続けなくてはいけなくなる。

よく海外ではこういった人間関係に関しては、さっぱりしているというのだが、日本でもそうであったら正直羨ましい限りである。ただ、日本は古くからの文化が根付いており、そう簡単にはいかないのだろう。

先のことは考えなくていいから、一度正直に振る舞えば意外と楽になる

人はみんなから好かれたいと思うものだが、そんなことは無理である。いろんな性格や考えの人がいる中で、全ての人類から好かれるというのは、都合が良すぎる。

自分もかつてはそのうちの1人であったが、考え方を変えることにした。というのも、好かれたいと思った人だけに好かれる努力をしていけば、別に自分にとってマイナス要因になる人から好かれる必要はないことに気が付いたからである。

したがって、みんなから好かれたいというのは辞めにして、自分に正直に生きていったほうがいい。その方が、自然な自分でいれるし、何よりその周囲の人も、自分を認めてくれてる人たちが多くなる。自分もまた、その周りの人を信頼することもできる。

こういう集まりが本来大切にすべきことなのだ。偽りの自分を演じ続けたところで、結局どこかでボロがでてしまえば、信用を回復することが困難になる。そうなってしまえば、せっかく築きあげてきた関係もあっさりと終わってしまう。

いったい自分は何のために、頑張ってきたのだろうかと後悔することも多いだろう。やはりそうならないためにも、最初から素の自分で周囲に振る舞っていくことが大切なのだ。

自分に正直になれば精神的にも楽になるし、周りの人とも正直な自分で振る舞うことができる。そして、自然とそういった人間関係も、以前よりも良好な人たちで固まっていくことが多い。

嘘をついて生きてきた時と比べると、ストレスなく生きていくことができるのがお分かりになると思う。

しかし、一方で覚悟しなければならないこともある。それは、自分と考えが合わない人たちからは非難や批判をされたり、嫌われたりすることが少なからずあることだ。

ただし、これは正直どの人でも起こりうることだ。気にしないということは難しいかもしれないが、こちらには味方がたくさんいるということをしっかり認識していることで、自分だけが嫌われているのではないと考え方を客観的にみることができるようになるので、精神的負担も嘘をついて生きていた時と比べれば少なくなるだろう。

正直に振る舞う際に注意すること

これもまた面倒なのだが、あまりに素直に相手に対して、自分の気持ちを伝えすぎるのも、かえって相手から恨まれるようなケースもあるので注意したいところだ。

かといって、遠回しな表現をするのも良くない。これは自分に嘘をついてしまうことになるからだ。

ではどうすればいいのだろうか。

それは、あるケースについて対応する時、自分の正直な考えにプラスして、相手を納得させられるような理由や代替案を考えられるようになるといいだろう。

以下に飲み会を断る場合の例をあげるとする。

  • たばこの臭いがどうしてもダメで、行けません。禁煙のお店でしたら大丈夫ですよ。
  • 正直なところ、お酒が飲めないのに支払額が皆さんと一緒なのが納得できません。そういった費用については、お酒が飲めない人と飲める人で支払額を分けることはできないのでしょうか。
  • 海鮮系が食べれないので、他のジャンルのお店でしたら大丈夫ですよ。
  • すでに予定が入っていますので行けません。●日前でしたら空いておりました。
  • 節約中のため、月に1度しか行かないと決めているんです。もう今月は行ってしまいましたので、また来月予定が合えばよろしくお願いします。

このように、色々とパターンを考えていくことができるので、その時の自分の正直な気持ちを相手に伝え、さらにそこから提案をできるようになれば、自分の思った通りのシナリオで進んでいくようになるのだ。

それからその人から声がかからないようになったのであれば、その人は自分に合わない人だと思うようにすればいい。

先ほどは飲み会での例を挙げたが、それ以外の例でも考え方は同じなので、参考にしてみてほしい。