休みの日は、家でゆっくり過ごすか、外に出てアクティブに過ごすか。辿り着いた結論とは…

これは結構悩ましい問題だ。

家でゆっくりしていた方が、体が休まるし、好きなことをしてリラックスする時間がとれ、次の日の備えることができるという人がいるし、一方で、外に出て体を動かした方が、汗をかくことでストレスが発散され、リフレッシュするという人がいる。

いったいどちらがいいのだろうか

人間の身体にとっては、生活習慣をできるだけ変えないことがいいみたい

仕事や学校に行く日は、みなさん決まった習慣があるかと思う。

例えば、朝6時に起きて、朝食を食べ、新聞・テレビ・ネットなどで情報収集し、歯磨きをして、シャワーを浴び、着替えて、荷物を用意して、出発する。

職場や学校に着いたら、椅子に座り、ルーティンをこなし、作業に取り掛かる。お昼は決まった時間に食べ、昼寝をし、午後の作業に取り掛かる。

全てが終了後、朝来た道と同じ道を辿って、家に帰る。

帰った後は、夕食を食べ、今日の出来事を振り返ったり、テレビや読書など自分の時間に充てる。就寝前には歯を磨いて、お風呂に入って、ストレッチなどをして眠りにつく。

このように、人それぞれ1日の決まった習慣があるかと思う。休みの日になると、こういった決まった習慣はどこかが必ず崩れてしまう。

習慣の一部が崩れてしまうことは問題はないのだが、問題は全てが崩れてしまう場合だ。

次の日が休みでたくさん寝れるからという理由で、普段よりも遅い時間帯まで起きていて、実際に起きるのは次の日の昼頃となってしまうなどだ。

実際に本人にしてみれば、睡眠時間は確保しているから身体は休めているので大丈夫だろうと認識しているかと思う。

しかし、実際に体が回復しているかというと、そうではないことが多い。なぜなら、これまで職場や学校に行っていた日との時間の過ごし方が大きく乖離しているからである。

つまり、これまでの習慣から大きくずれた過ごし方をしてしまっているため、身体が休まりにくいのである。

なので、家の中で過ごすのか、それとも外でアクティブに過ごすのかを考える前に、まずは、休みの日と仕事や学校の日の習慣について、大きく過ごし方がずれることのないよう生活してみるよう意識していくことがおすすめだ。

実際には家の中と外では、どちらが身体にいいのか

結論としては、両方のいいとこ取りをする方がいい。どちらかを選ばないといけない場合は、外が断然おすすめである。

それはなぜなのか。これは、人類の歴史から考えていくと分かりやすいのではないだろうか。

昔の人々は、現代の人々と違って、家の中で1日中過ごすという習慣などなかった。食料調達のため、毎日外に出て、狩りに出かけなくてはいけなかった。

動物は自然が多いところに生息しているので、人間が狩りをするときも自然の多い場所で行っていた。夜になれば、何も見えなくなるので狩りはできなくなる。

このように自然と、朝昼は狩りの時間、夜は体力回復のために眠る時間というように習慣ができていく。さらに言えば、毎日決まって自然が多い場所で活動している習慣もある。

こういったことが、現代の人間にも遺伝子的に引き継がれている。

このため、休みの日については、昔の人々を参考にして、自然が多い場所で散歩や運動をするという習慣を作るといいだろう。

ただ、あまりに体を酷使するようなことはおすすめしない。適度に自分が気持ちいいと感じる程度の運動量にすることをおすすめする。例えば、散歩であれば1時間未満がいいだろうと思う。

外で過ごす時間が1日に1時間未満であれば、そんなに時間も掛からないのでおすすめだ。残りの時間は家の中で過ごせばよい。

家の中で過ごす時の注意点としては、ずっと座りっぱなしであったり、同じ画面をずっとっみ続けていることだ。

これらは身体に負担をかける行為になるので、1時間に1度は休憩して、軽くストレッチをして身体を伸ばしてほぐしていくことをおすすめする。

休みの日には、ぜひこれらのことを意識して過ごしてみてはいかがだろうか。