コーディング対応時に事前にヒアリングしておきたいこと(備忘録)
あくまで個人的見解です。本記事は随時内容を更新予定です。
最近、実務でのコーディング案件を何件か経験する中での反省点や、これまでの経験や学習を通して見えてきたことをもとにして綴っていきたいと思います。
※今回は見積もりの作成については触れておりません。
納期の確認
当たり前ですが、納期はきちんと確認しておきます。
コーディングは最後の工程になるので、スケジュールが圧迫されるということも念頭においておくといいかと思っています。
デザインデータがもらえる日時の確認
デザインデータをいただけないとコーディングを進めることができません。
納期との兼ね合いも考えながら、先方の休日や動けない日程や時間帯も把握しつつ調整していくのがいいかと思います。
正式なデータがいただけない場合でも、おおまかなイメージについて、画像や画面共有を通して事前に共有いただくのも1つの手です。全体の雰囲気がつかめると安心感につながると思います。
デザインデータの種類の確認
Figma、XD、Photoshop、Illustratorなどがありますが、どの種類のデータでコーディングをするのかは事前に確認しておくのがおすすめです。
データが届く前に、対応方法について復習する準備の時間がとれます。
注意点としては、Illustratorはデータをいただいたらすぐに中身を確認するのがおすすめです。下記のようなことが起こりえるからです。
- 解凍時に文字化けして読み込めない
- そもそもリンク先がなくデータを読み込めない
- アウトライン化されたデータがない
- テキストが拾えない
フォントの確認
Webフォント、Adobeフォント、フリーフォントなど様々ありますが、著作権の確認はもちろん、使用者の状況も確認しておく必要があります。
勝手に使ってしまうと、コーダー側にも責任を問われてしまうことがあるため、事前に確認をしておきましょう。
状況によっては、フォントが使えない場合もあるので、画像に変換して使うことも多々あります。
素材の拡張子の確認
最近はWebP、svg、jpg、png、gifなど様々な拡張子があります。
それぞれに適した役割がありますので、使い分けるのがいいかと思いますが、事前に先方に確認して作業を進めていくことがおすすめです。
コーディングルールの確認
そこまでルールについて言及されることはありませんが、下記については確認しておくのがおすすめです。
- フォルダの名前や階層
- 画像名の付け方
- クラス名の付け方
- Sassは使っていいいか
- ブレイクポイントの数値や指定方法
デザイン幅が縮小拡大したときのデザイン確認
デザインカンプの幅からは、コメント等で言及がない場合、狭めたり広げたりしたときのデザインは読み取れません。
ヘッダー、コンテンツ幅、アートボード幅とコンテンツ幅の余白、フォントサイズなど、どのような変化をしていくのかは事前に確認しておくとよいでしょう。
最近はリキッドレイアウトで対応することが多いイメージですので、単位の学習も進めておきたいと個人的に思っています。
アニメーションのイメージ確認
ホバー、スクロール演出、ローディングなど様々ありますが、対応していて思うのは、意外と一緒に考えながら決めていくことが多いです。
このため、こちらからも適切な理由を持って提案ができるように、実装のバリエーションを知識として入れておく必要もあると感じています。
また、アニメーションについては、ある程度デザインの知識も必要ですので、コーディング以外の面での学習をすすめるのがいいと思いました。
指示がない場合についても、こちらから提案できるようにといったスタンスは変わりません。
指示がある場合については、参考サイトを提示される方法、FigmaやXDなどで実際のアニメーションを共有していただく方法などが多いです。
提示いただいたアニメーションをもとに対応を進めるということになりますが、幅広い視野や知識を持っていれば、ユーザーのことを考えるともっとこういうアニメーションにしたほうがいいですよといった提案もできるので、そんな流れで進めていければいいなと思っています。
サーバーの確認
今までは、自分が用意しているサーバーでページチェックしていただくことが100%だ。ただ、中には先方から用意してくれることもあると思うので、事前に確認しておくといいかと思います。
実績公開の可否について確認
自分のポートフォリオへの掲載可否を確認します。
中には、公には掲載はできないけど取引先に担当したページを紹介する程度はOKとしているところもありますので、その点を確認しておくのがいいかと思います。
連絡が取り合える日程や時間帯の確認
一般的には、早朝や深夜、土日祝については連絡が取れないことがほとんどです。
その他にも先方の都合で対応できない日程や時間帯もありますので、その都度確認しておくのがいいかと思います。
以上です。